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コラム~居飛車急戦のススメ20~


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▲6九金型斜め棒銀編 13

第41図

局面は▽4六歩と叩かれたところ。
厳しい一着ですね。
こういう局面で初級の頃指してしまうのが
▲4六同銀▽5八竜▲合駒。
これはやってはいけません。
金をタダで取られた手が王手になり、
居飛車は先手先手で攻め立てられてしまいます。
どこかで手番を得なければなりません。
さて、どうするのがよいでしょう。

第41図から
▲4四馬 ▽4七歩成 ▲6八金 (第42図)
第42図

▲4四馬が急所の一着です。
次に▲5一竜(▽同金なら▲7一銀で詰み)がありますし、
自陣にも利いています。
急戦の将棋ではこの4四の角(馬)は
居飛車振り飛車どちらにとっても攻防手になりやすく
非常に重要です。
▽4七歩成に対して▲同金などは論外で、
▲6八金と竜取りに寄って手番を得ます。
対して竜を切ってしまう手もあり、
ここらへんになるともう定跡というより
完全な終盤勝負だと思われます。
本譜は竜を逃げた場合を見てみましょう。

第42図から
▽4九竜 ▲5一竜 ▽7一金打 (第43図)
第43図

手番を得た先手は狙いの▲5一竜。
▽同金と取れないのは前述の通りです。
そこで▽7一金打と頑張ります。
双方綱渡りのようなギリギリの攻防です。
急戦将棋の醍醐味とも言えます。
先手は第43図から▲7一馬と迫りたいのですが、
▽同金▲6二金▽3三角で王手竜です。
更に▲4四角!と鬼手で返しても、
▽同角が冷静で6二の金を角で取れます。
先手も竜を引き上げるよりないようです。

第43図から、指し手a
▲4一竜 ▽5八と ▲7一馬 ▽同金 ▲4九竜 ▽同と 
▲9五歩 (第44図)
第44図

▲4一竜とここに逃げるのがよく、
以下▽5八ととと金で迫ってきたら
馬を切って竜交換をし先手が優勢らしいです(笑)
第44図となっては、後手の4九の竜が
と金に取り代わってしまったのと同じことで、
先手玉に対する睨みが全く違うのに対し、
先手は美濃囲いの弱点である端を攻めています。
これで先手が悪い道理はありません。
9筋の垂れ歩+1段飛車のコンビネーションで
先手が割と楽に勝てるでしょう。

第43図から、指し手b
▲4一竜 ▽5二銀 ▲9五歩! (第45図)
第45図

▽5二銀が頑強な受けです。
先手竜が4筋から逸れれば▽5八とも利きますし、
6一の金にもヒモを付けていて鉄壁にも見えます。
ところがなんと竜取りを放置して▲9五歩が妙手です。

この後の端の攻防について次回考えていきましょう。
手元の本には▲9五歩までしか載っていないのです(笑)

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